Vicairテクノロジー-その中身は?
Vicair独自のテクノロジー。それは私たちが
「スマートセル」と呼んでいるものです。スマートセルを見て「この三角形の中には何が入っているのですか」とよく尋ねられます。その答えは実にシンプル。「空気」です。正確には、スマートセルは「三角形」ではなく「正四面体」で、三角形でもなく、ピラミッドでもなく、この2つの組み合わせなのです。つまり、Vicairは空気をユニークな方法で包み込んでいるのです。Vicairのクッションの中には、この小さな空気のパッケージ「スマートセル」が何百個も入っています。
スマートセルの始まり
スマートセルは、オランダのアムステルダム市リハビリテーションセンターのHuibert Pollmanによって発明されました。Pollmanは、車いすに快適に座るためには、優れた体圧分散と安定性が必要だとし、それを実現するためには空気が最適だと考えました。そして、空気を小さく分割し、それぞれを連動させることで、最適な体圧分散と安定性を可能にする技術が生まれたのです。
受賞歴のあるデザイン
スマートセルの基本的な考えはHuibert Pollmanによって生み出されましたが、その後、新たな挑戦が始まりました。車いす用エアークッションの最も重要な課題を克服すること。つまり、酷使しても空気が漏れないエアパッケージを作ることでした。そこで登場したのがVicair社のCEO Max Rogmansです。彼はHuibertの考えに共感し、このアイデアがうまくいくと信じていました。Maxは、頻繁に使用してもエア漏れに耐え得るエアセルの開発に成功し、最初のスマートセルが登場しました。そして1995年、この新技術は発明家にとって最も名誉ある賞であるジュネーブのThe Grand Prix at the Salon des Inventions in Genevaを受賞しました。
数の力
Vicairスマートセルの最大の強みは、その数の多さです。Vicairの車いす用クッションでは、1つのスマートセルlに座るのではなく、何百ものスマートセルに座ることになります。この利点は、万が一一つのスマートセルから空気が漏れても、車いす用クッションの機能が維持できることです。これがVicairの車いす用クッションが長期間使用できる理由です。スマートで、安全な考え方です。
安全性だけではありません。スマートセルはクッションのコンパートメント内部で層を成しています。コンパートメントの内部はまるで粘性のある流体のように動くため摩擦が非常に少ないまま、クッションを身体の形状に合わせ、さらに、スマートセルが身体の輪郭に沿って個別に変形します。これらの要素が相まって、優れた体圧分散を実現しています。
現在のスマートセル
ユーザーの利点:最適な皮膚保護と最大限の自由
Vicair クォリティ –スマートセルの安全性を6つのポイントでチェック
どのような条件でも、快適で安全に使用すできるよう、スマートセル6ポイント安全チェックをご紹介します。